Case Study

【業界認知ほぼゼロ→2位】戦略的コンテンツ設計で実現した新規事業支援の全体像

【業界認知ほぼゼロ→2位】
戦略的コンテンツ設計で実現した
新規事業支援の全体像

企業DATA

  • カテゴリー

    SIer

  • 商材

    特定職種向けシステム

  • 売上高

    5,000億円

  • 従業員数

    17,000名

背景

  • 新規事業の立ち上げから約2年が経過していたが、専用のWebサイトが未整備のままだった
  • コンテンツ不足とクリエイティブの不統一により、価値が伝わらず訴求力に課題があった
  • 限られた予算の中で、優先的に整備すべきコンテンツの取捨選択ができていなかった

課題の整理Problem

  • Problem 01

    業界内での認知がほぼゼロベースからのスタート

    新規事業として参入した業界においては、企業自体の認知度もプロダクトの知名度もともにほとんどなく、ゼロベースからの立ち上げが必要な状況だった。

  • Problem 02

    コンテンツ不足で継続的なコミュニケーションが困難

    最低限の製品ページや営業資料はあったものの、それ以外のコンテンツが不足しており、営業担当者が個別対応せざるを得ない状況だった。イベント出展時もその都度コンテンツを制作しており、情報発信に一貫性がなかった。

  • Problem 03

    訴求ポイントとメッセージに一貫性がない

    ターゲットの設定が「法人」単位にとどまり、「誰に届けたいか」が曖昧なまま訴求設計が行われていた。結果として訴求ポイントがぼやけ、コンテンツ間のメッセージにも一貫性が欠けていた。

施策の検討とアクションプランConsideration & Action Plan

Consideration Points 検討ポイント

  • Point ターゲットの特定と訴求ポイントの整理

    まずは、DMU(意思決定に関与する関係者)を部門・職種ごとに洗い出し、これまでの受注実績や商談傾向と照らし合わせながら、優先すべきコミュニケーションターゲットを特定。社内での共通認識を形成した上で、ターゲットが重視する価値観や意思決定基準に合わせた訴求ポイントを明確に整理した。

  • Point タッチポイントの整理と、優先順位付け

    ターゲットとの接点となるタッチポイントを整理した上で、直近のプロモーションの目的や訴求内容と照らし合わせながら、必要なコンテンツを洗い出しました。各タッチポイントの到達可能性や活用シーン、制作コストなども考慮しながら優先順位を付け、限られたリソースの中で効果的な順序で制作・展開を進めていった。

Action Plan アクションプラン

  • 1Webサイトを起点として各種コンテンツを作成

    Webサイトを情報発信の中核として位置づけ、そこを起点にリーフレットや事例コンテンツ、動画、展示会パネル、営業資料など多様なタッチポイント向けのコンテンツを体系的に展開。各チャネルでの活用を想定し、ターゲットの行動導線や情報接触のタイミングを踏まえた設計・制作を行った。

  • 2各タッチポイントからのテスト発信を実施

    リスティング広告やダイレクトメールの配信、展示会出展、メディア協賛イベントへの参加など、複数のタッチポイントから情報発信を実施。各施策への反応を定量的に分析し、チャネルごとの有効性を把握。効果の高い接点に絞り込むことで、今後の予算配分や注力領域の判断に活用した。